
第三回目
「術式に関して」
最近、白内障手術の術式に関しての問い合わせが多くあると聞きました。
今回は通常行なわれている超音波乳化吸引術以外の方法があるかどうかをお伝えしていきます。
白内障手術の術式は現在医療技術の発達に伴い、白濁した水晶体の核を超音波で乳化して吸引除去し、皮質の処理を行った上で、眼内レンズを挿入する超音波乳化吸引術が一般的です。
ただし、水晶体が超音波では乳化できないほど硬くなってしまっている場合は強膜を大きく切開して切開創を作成して、水晶体をまるごと取り出す水晶体嚢内摘出術や水晶体嚢を一部残して濁った中身だけを取り除く、水晶体嚢外摘出 術があります。
しかし、術後は度数が安定するまでの期間が数カ月と長い等の理由で超音波乳化吸引術を行なうのが一般的です。
ただ、極端に進行した症例など、特殊な場合にはむしろこの方法が安全と判断された場合には水晶体嚢外摘出術を用いることがあります。
横須賀中央眼科 医長 勅使川原剛先生
バックナンバー: 【001】「白内障と老眼の関係」 | 【002】「眼内レンズで老眼治療」 | 【003】「眼内レンズで老眼治療」

